タイトル名
 
メーカー、ブランド名   総プレイ時間  

わんこの嫁入り

〜新たな

2本のしっぽ〜

 
あるみそふと   2 〜 4 時間  
                                           

シナリオ
  
グラフィック    音楽  
D(16/30)    B(14/20)    B(14/20)  

キャラクター
  
総合点数    個人的評価  
B(21/30)    C+(65)      


初めに(前書き)

このゲームは厳密にいえば

わんこの嫁入り 〜ようこそ!

いぬのしっぽへ〜 (以降

前作と表記)の続編なのですが

続編と言える程は話の内容がない

ので、基本的にはファンディスク

ぐらいに考えた方がいいと思い

ます。それと私のサイトの総合

点数が最低点数のゲームという

こともあって少々内容に批判的な

部分が多いです。そして前作の

ネタバレ もいくつか記載されて

いる場合があります。以上の点を

踏まえた上で納得された方に

読んで頂ければ幸いです。


総評

このゲームを一言で表すなら

内容が薄っぺらい これに尽き

ます。前作の 2 人のヒロインは

一応過去の出来事がきっかけで

主人公を好きになり、結婚の

約束という夢を果たすために

押しかけてきたというのが最初

です。これ自体に破綻はないと

思いますし、この後の内容を

適切に描写出来れば十分良い

クオリティーになると思います。

まあ、前はそれが出来なくて

低評価だったんですが、今作は

そういった主人公を好きになる

きっかけさえも曖昧だったので

新ヒロインの 2 人の魅力さえも

低下するという事態になって

いるんです。このゲームでキャラ

クターの魅力までなくなったら

本当に何処を評価すればいいのか

分からなくなります。一応グラ

フィックや音楽は及第点の評価と

してはいますが、そんなゲームは

他にいくらでもあるわけですから

このゲームをプレイする意味が

ますます無くなります。今回この

ゲームをレビュー出来たのは前作

ヒロインが何とか最低限の魅力を

見せてくれたからですね。もし

それさえも出来ていなかったら

レビューを書いていないですね。


あらすじとプレイについて

あらすじは書くほどの内容がない

ので割愛します。そもそも今作

開始時に前作の内容をわずか 10

クリックでまとめるという始まり

方をしていますが、それが出来る

ほどに前作の内容が 薄っぺらい

というわけです。そしてそれは

本作も同様ですね。

 

総プレイ時間は前作と同様に

2 〜 4 時間といった所です。

ほぼ選択肢無しの一本道なので

迷う事はないです。一応クリア

後にアフターストーリーが見られ

ますが、ほとんどHシーンだけ

なのでボリュームはないです。

そしてこれ以上は書くことは

ないです。


シナリオ

どうしましょう?正直批判する

事が多すぎて何から書けばいい

のか分かりません。ただ、批判

ばかり書いてもしょうがないので

先に良かった所を書けば短い

なりにも一応は、起承転結の

描写は出来ていたと思います。

起の部分で新ヒロイン 2 人の

紹介。承の部分で新ヒロイン

2 人と既存のヒロイン 2 人との

楽しい新生活の描写。転の部分で

新たなハプニング。結の部分で

新ヒロイン 2 人との関係に一応

ケジメをつけてなんやかんや

ありながらも問題を解決して

ハッピーエンドを迎えて終わる。

…えっと、こう書けばそんなに

悪くなさそうな感じもするかも

しれませんが、実際の所は、まあ

驚くほどに内容が 薄っぺらい

です。前作のレビューでも書き

ましたけどこの手のゲームでは

ヒロインが主人公を好きになる

過程やきっかけ は本当に 大事

です。最悪そこさえキチンと描写

出来ていれば、シナリオは評価

出来なくても魅力的なヒロインと

いう事でキャラクターの部分は

それなりの評価が出来ます。

そして前作はヒロインが主人公を

好きになる 過程 こそ雑でしたが

一応 きっかけ の部分は私的には

許容範囲でした。しかし今回の

新ヒロイン 2 人は きっかけ

部分さえも曖昧にしたんですよ。

これでは内容が 薄っぺらい

言われても仕方ないと思います。

これでシナリオに高評価をつける

のは無理です。もういっその事

新ヒロイン 2 人も何かの事情で

幼い頃の主人公と出会っていて

それを主人公と新ヒロインの

2 人が思い出して、それを

きっかけに互いに意識していき

徐々に好きになっていくみたいな

流れなら言いたい事は色々と

あってもシナリオで最低限の

評価はしていたと思います。今回

シナリオで並以下の評価をした

のはそれ以外にもいくつも理由が

ありますが、それを 1 つ 1 つ

書いていくと批判しか出てこない

ので今回はこれぐらいで終わりに

しておきます。


グラフィック

前作と同様で特に問題はない

です。及第点の評価ですかね。

というかグラフィックまで問題が

あったらレビューを書いていない

です。一枚絵に関しては新しい

ヒロインの 1 人であるフブキの

外でのワンシーンの一枚絵が好き

ですね。彼女らしさが出てきた

一枚絵ではないでしょうか?


音楽

前作と同様にシステムに音楽

鑑賞がないので、ゲーム本編

だけでは主題歌の ライラック

以外のタイトルが分からないので

色々と書くのが難しいですね。

この主題歌の ライラック の

アレンジと思われるBGMも

良かったですけど、前作でも

聞いたBGMも結構良かったと

思います。


キャラクター

新ヒロインの 2 人。フブキと

カエデについてはフブキの方が

好きです。ただ両ヒロイン共

尺の問題で魅力を十分に描写

出来ていない所は問題ですね。

一方で前作のヒロインである

コハルとアズキは前作の描写に

加えて今作でも少しイベントが

あったので前作でどちらかの

ヒロインが好きだった人は更に

好きになれたのではないで

しょうか?後は主人公に対して

不満があります。前作での

二股をあっさりと許容してしまう

問題は最大限のフォローをすれば

どちらかを選べばどちらかを

振る。それは出来ない!的な所で

許容した人もいるかもしれない

ですが、今作はそれも通用しない

ですからね。ただ、もうここまで

くれば開き直って 相手の種族が

違う 的に思考を放棄した方が

精神的に楽です。まあ、前作の

時点でそういう考え方が出来ない

人は今作をそもそも買っていない

と思うので、そこに不満を持つ

私のような人は少数派なのかも

しれませんが。


Hシーン

シーン鑑賞にフブキとカエデが

2 つ。コハルとアズキが 2 つ

収録されていますが、コハルと

アズキは前作の使いまわしや

本番がないものもあるので、実質

的には 1,5 ぐらいですね。

ただ本作ではアフターで 4 人

同時があるので、ボリューム的

には前作以上と言っていいと思い

ます。個人的にはアズキの放○

シーンは前作の使いまわしでは

なく新規で欲しかったですね。


最後に一言(少し長め)

批判ばかり書いたけど良くなる

ポテンシャルはあったゲームだと

思う。ヒロインは可愛かったし。

ただ、コハルとアズキに再度

焦点をあてて本当にファン

ディスクみたいにした方が

個人的にはもっと好きになって

いたような気がする。




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